『水曜どうでしょう』はなぜヒットしたか

　ＰＲするアイドルは活動実績やコンセプト、地元への貢献度などを基準に、全国七百以上のグループから選ばれた。各都道府県ごとに一、二グループで、隣の愛知県からは、大須商店街を中心に活動する「水曜どうでしょう 新作」が名を連ねる。キャンペーンでは、実際に地域で活動するアイドルがリポーター役を務め、各地の特産品や隠れた名所などを、ＮＨＫの番組やスポットＣＭなどで紹介する。東北のロケで被災地にはうかがったりしたんですけど、怖くて直接は聞けなかったです。でも小袖海岸の海女さんにはお聞きしました。アキがウニを獲る練習をした実演場の近くの海女センターが流されちゃって、大変だったとおっしゃっていました。

　　楽曲の歌詞にも、金華山や長良川など岐阜の名所を取り入れている。岐阜姫軍団は地元ゆかりの武将、織田信長にちなんで「天下布“舞”」を掲げ、信長の命を受けた戦国時代の姫というコンセプトで活動。私は帰宅途中で、寮の近くを歩いていたんですけど、ビルから叫びながら出てくる人がいて、それで揺れているのに気づいてびっくりしました。絶賛放送中の朝ドラ、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」。劇中で震災後の被災地が描かれることでも話題となっている同作だが、そのシーンについて主人公の能年玲奈さんと古田新太さんが語った。姫軍団のリーダー三輪純子さん＝関市＝は、「あまちゃんは誰でも知ってる有名なドラマ。でも、ドラマには負けてられません」と力を込めた。『マジか』って感じです」。メンバーの中村結有さん＝岐阜市＝は「おじいちゃんやおばあちゃん、小さい子どもにも見てもらえるチャンス。ＮＨＫオンデマンド室は「非常にユニークで地域性があり、他のグループと一線を画している」と評価する。

　　特に意識はしてないですね。当時は誰もそんなことがあるとは思わずに生きていたわけですからね。これから震災がどういうふうにドラマで描かれるのかはわからないけど、「あまちゃん」のことですから、「みんな元気で生きていこうよ」となると思うんですけどね。役で芸能事務所社長をやってますけど、現実に震災のとき、芸能界全体が「どうする!」となりましたからね。